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vol.3
 
あなたを支えることばをぜひお教えください。きっと誰かがあなたのことばを待っています。21世紀の希望を一緒に紡いでいきましょう。メールもしくはファクス、お待ちしております。
未来をひらく言葉 030

先人 木を植えて、後人 その下に憩う
(中国の古いことば)


未来をひらく言葉 031

僕は基本的に英語でいうcountrysideと同じニュアンスで里山という言葉を使っています。つまり、里山は日本のカントリーサイドと考えているのです。カントリーサイドの中にはもちろん薪炭林も入っています。それだけでなく、ため池、たんぼ、畑、竹林、鎮守の森、農家、屋敷林、栗畑、茅場・・・・。こうした山村、漁村とそのまわりの人手が入っている環境を総称して「里山」と言っているのです。生物多様性から考えると、やはりそういったレベルで考えないといけません。生物は移動するし、狭い地域の中に少しずつ違ったさまざまな自然環境が存在し、それぞれの環境にいろいろな生き物が生息している。そういうものをセットとして考えたいのです。もちろん、その自然環境をつくり上げてきた文化や地域特性も里山の大事な一部だと考えています。だから、自然プラス文化。それが里山です
(ケビン・ショートさんのことば『里山物語通信VOL.8』2002年1月刊・里山から考える21世紀実行委員会発行) 『里山物語通信』は定期購読可、おすすめの通信です。


未来をひらく言葉 032

百種類の食べ物には百種類の神さまの力がこもっていて、上手に食べれば、病気の予防に役立ち、病気も治ると「百種百神」という。百種類の神さまの力をちょうだいし身体に摂り込む。
(食文化史研究家・永山久夫さんのことば/永山さんはそれを「百種百神力」と呼ばれています。素敵なことばです!)


未来をひらく言葉 033

そもそも手が機械と異なる点は、それがいつも直接に心と繋がれていること・・・それゆえ手仕事は一面に心の仕事だと申してもよい
(柳宗悦さんのことば『手仕事の日本』より)


未来をひらく言葉 034

いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって。
写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、いや、やっぱり言葉で伝えたらいいのかな。
その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって…その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって。
(星野道夫さんのことば『旅をする木』文春文庫より)


未来をひらく言葉 035

一枝もこころして吹け沖つ風 わが天皇(すめらぎ)のめでましし森ぞ
(南方熊楠さんの歌/※以下は、「熊楠フォ−ラム」主宰・吉川公二さんからお寄せいただいたメッセージです。「鎮守の森を破壊し、里の人々の信心の在り所であった神社を壊す神社合祀令に反対した南方熊楠は、田辺湾に浮かぶ神島(かしま)の保護を強く訴えました。神島には多種多様な植物の植生があり、植物学的見地からも保護が必要でした。昭和4年、昭和天皇が南紀行幸の際、熊楠がこの島を案内し、ご進講しました。
昭和天皇は熊楠と同じ粘菌学者でもあったのです。翌年、行幸1周年を記念して自詠自筆の歌碑を神島に建立し、それがこの熊楠のことばです。同じ学問を志す天皇が来訪したこの島の自然を象徴的に護ることの意味と意義を伝えようとするメッセージがあります。熊楠らの運動が実り、神島は昭和11年に天然記念物に指定され、現在無許可では上陸できません。また、熊楠の没後、白浜の記念館を訪れた昭和天皇は神島を見て、「雨にけぶる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思う」といううたを自詠され、歌碑に残されました。昭和天皇の詠んだものの中で唯一フルネームが入ったものとしても知られています」。※「熊楠フォーラム」のURLhttp://www.mars.dti.ne.jp/~4-kama/kumagusu.html



未来をひらく言葉 036

「ある画家」  
山の写生を おえると/その画家は/山に/ていねいに おじぎをした/湖の むこうの山に/きちんと/ぼうしを とって/わたしは 生まれてから/人びとのあいだにいて/気づかないまま/なんまんかいの ありがとうを/いわずに きてしまったのだろう
(はたち よしこさんの詩『また すぐに会えるから』大日本図書・2000年より)


未来をひらく言葉 037

「たんぽぽ」  
たいせつにしてきたものを/ぜんぶ てばなして/たんぽぽは/たんぽぽの しごとをおえる
(はたち よしこさんの詩『また すぐに会えるから』より)


未来をひらく言葉 038

「ほし草」
すこしずつ/じぶんが かるく/からっぽに なってきた/こんなに やわらかな/のんびりとした/じぶんがあったなんて
(はたち よしこさんの詩『また すぐに会えるから』より)


未来をひらく言葉 039

水や光や風ぜんたいがわたくしなのだ
(宮澤賢治さんの「種山ヶ原」より)


未来をひらく言葉 040

肉体労働をするつもりで雑木林への戸びらをたたいてみたら、いくつもの世界が広がっていた
(内沼昌子さんのことば『雑木林をつくる−人の手と自然の対話・里山作業入門 改訂新版』倉本宣・内城道興編著・百水社・2000年より)※「雑木林曼荼羅」は必見です!)


未来をひらく言葉 041

あんなすばらしい場所を、ただの<並木道>だなんて。そんな名前、なんの意味もないじゃない。ちゃんとした名前をつけてあげなくちゃ・・・・・・ええと・・・・・・<よろこびの白い道>。想像力にあふれた、すてきな名前でしょ?わたし、人でも場所でも、名前が気にいらないと、いつもちがう名前を考えて、そっちの名前でよぶことにしているの。・・・・・・ほかの人は、あそこは<並木道>だというかもしれないけど、わたしは<よろこびの白い道>ってよぶことにするわ
(アンのことば『完訳赤毛のアンシリーズ1 赤毛のアン』(L・M・モンゴメリー著、掛川恭子訳・講談社・1990年より)


未来をひらく言葉 042

季節は同じ時間の流れのなかにある一年の4分の1ずつではない。春は還ってきた春を大事に迎える季節。夏は自然の生命に圧倒されながら暮らす季節。そして秋は冬の準備をする季節であり、冬は春を待つうちに経過する。村人のこんな感覚とそれぞれの季節の村の営みが、自然のつくりだした季節を村人の四季へと変えていく。
(内山節さんのことば『里の在処』新潮社・2001年より)


未来をひらく言葉 043

ひとつの川の流域(や小盆地や湖の畔など)に住む者は、その生命地域 (bioregion)のすべての生命たちとともに、ひとつの運命共同体を形作っているのだ
(山尾三省さんのことば『聖なる地球のつどいかな』ゲーリー・スナイダーさんとの対談集・山と渓谷社・★年より)※流域の思想、生命地域主義(bioregionalism)は21世紀の大事なキーワードにますますなっていきそうです。


未来をひらく言葉 044

屋久島は周囲わずか100キロあまりの島に過ぎませんが、これからのぼくの生涯を尽くしたくらいではその喜びを探りきることはできないばかりか、万が一生まれ変わってもう一度同じ旅をつづけたとしても、この場が秘めている存在の喜びの数かずを味わい尽くすことなどはできないでしょう。それはむろん屋久島だけのことではありません。日本中、世界中のすべての地域において、その地域の特性ごとに必ず秘められてあることです。地上のすべての地域には、46億年の地球の歴史が刻み込まれ、息づいているのであり、ぼく達の生はその貴重な一断片として、それを味わうために、今ここにあります
(山尾三省さんのことば『屋久島の森のメッセージ』大和出版・2000年より)


 

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