未来をひらく言葉 196
●「風」 詩・はたち よしこ
だれもいないのに
ぶらんこが ゆれている
こどもたちが
かえってしまったあと
やっと
風の じゅんばんがきて
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未来をひらく言葉 197
●われわれはあるもののことをめったに考えず、いつでも欠けているもののことを考える
(ショーペンハウアーのことば)
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未来をひらく言葉 198
●世の鳥たちは、巣作りに忙しいときほどすばらしい歌を歌うのだから、われわれ人間も自分の手で住まいを作れば、その詩的能力を大いに発達させられるのではないか?
(アメリカの思想家ヘンリー・D・ソローのことば)
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未来をひらく言葉 199
●「あさがお」 詩・金子 みすゞ
青いあさがおあっち向いてさいた、
白いあさがおこっち向いてさいた。
ひとつの蜂が、
ふたつの花に。
ひとつのお日が、
ふたつの花に。
青いあさがおあっち向いてしぼむ、
白いあさがおこっち向いてしぼむ。
それでおしまい、
はい、さようなら。
(金子みすゞ詩集『わたしと小鳥とすずと』JULA出版局より)
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未来をひらく言葉 200
●知識を得たいなら、毎日増やしていきなさい。智恵を得たいなら、毎日取り除いていきなさい
(老子のことば)
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未来をひらく言葉 201
●「カナカナ」 詩・まど みちお
カナカナが ないている
あんなに かがやいて
なんまんねんの むかしことばが
「今」に だかれて ふるいたつのか
だいている「今」の ほうに
はるかな おもいが もえあがるのか
カナカナが かがやいて
かがやきのぼるように
カナカナ カナカナ ないている
(『まどみちお詩集』ハルキ文庫・1998年より)
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未来をひらく言葉 202
●「とんぼの はねは」 詩・まど みちお
とんぼの はねは
みずの いろ
みずから
うまれたからかしら
とんぼの はねは
そらの いろ
そらまで
とびたいからかしら
(『まどみちお詩集』ハルキ文庫・1998年より)
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未来をひらく言葉 203
●山に行ったら、焚き付けとなる木々など必ず何か家に持ち帰ります。手ぶらでは帰りません。
(裏山に行ったら、五右衛門風呂用の焚き付けなど必ず持ち帰る農家民泊「素のまんま」の芝原キヌ枝さんのことば。里山の永続可能なエネルギーを使って、いまも五右衛門風呂のお風呂を焚かれます。)
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未来をひらく言葉 204
●「草」 詩・吉野 弘
人さまざまの
願いを
何度でも
聞き届けて下さる
地蔵の傍らに
今年も
種子をこぼそう
(『吉野弘詩集』(ハルキ文庫・1999年より)
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未来をひらく言葉 205
●いま必要なのは・・・一人ひとりが自分にふさわしいニッチ(生態的適所)を見つけること、そのことによって人間社会全体としても、地球という大きくて、複雑で、みごとな生態系のなかに、もういちどいままでより慎ましいニッチを見いだすことなのだ
(屋久島在住の作家・翻訳家の星川淳さんのことば『エコロジーって何だろう』ダイヤモンド社・1995年より)
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未来をひらく言葉 206
●最も美しい森は、最も収穫多き森である
(ドイツの林学者、アルフレート・メーラーのことば・2003年7月26日付朝日新聞「be(土曜版)」より)
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未来をひらく言葉 207
●邪魔物としてひとくくりにされる雑草も、日本の四季を映しています。エノコログサは、夏の風に揺れる姿が一番でしょう。どの草にもじっと見ると何かいいところがあるから、抜く手がとまることもたびたびで、困ります。
(園芸研究家の柳宗民さんのことば・朝日新聞2003年7月30日より)
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未来をひらく言葉 208
●ネイティブ・アメリカンは小さい花にも、空飛ぶ鳥にも、木にも、草にも、光にも教えを請おうとしている。たとえば、林檎は熟して落ちる。時期が来れば、物事は成就することを、林檎の木は教えてくれる。変化を恐れてはいけないことも、林檎の木は教えてくれる。過去に執着しては人生は開けてこないことも、教えてくれる。
(加藤諦三さんのことば『ネイティブ・アメリカン 聖なる言葉』大和書房・1998年より)
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未来をひらく言葉 209
●Familyという英語はラテン語のFamiliaから派生したもので、今は「家族」と訳されるこの言葉の語源をさかのぼっていけば、「一緒に耕す者たち」すなわちFarmerに通じているという。十数年前、初めてそのことを知ったときの、静かな感動は今も忘れがたい。
(50歳前後から東北の農山漁村を歩き、「地元学」を提唱。民俗研究家・結城登美雄さんのことば・農文協『団塊の帰農』2003年より/無明舎刊の著書『山に暮らす海に生きる』もおすすめです!)
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未来をひらく言葉 210
●人生いかに生きるかに答えがみつけにくいように、定年後をいかに生きるかも、答えは人の数ほどに千差万別になると思われる。(略)私は都市やマイホームにではなく、マイファームのなかにその可能性が見つかるのではないかと思った。
(民俗研究家・結城登美雄さんのことば・農文協『団塊の帰農』2003年より)
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