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関 輝夫(せきてるお)さん
1948年、京都府綾部市生まれ。1970年東京農大卒業後、渡仏、アカデミー・デュ・フウにて学ぶ。1980年帰国。現在綾部在住。パリ・東京・京都他各地で個展。音楽をテーマに絹の白を基調にして楽器・静物・風景など抽象的に描いた作品が多い。 |
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関 範子(せきのりこ)さん
1941年、東京生まれ。東京白百合学園卒業後、1971年渡仏。関輝夫氏に師事。1980年帰国。現在綾部在住。東京・京都各地で個展。羊や女性のいる風景をテーマに油絵・綾部名産の伝統ある黒谷和紙を使った木版画をメルヘン調に描いた作品が多い。
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日本のバルビゾン
山を背に田園を見おろして建つ土壁の民家。玄関の横には薪が積まれ、前庭の木陰には来客用のイスと陶製の小さな羊がたくさん置いてある。
綾部市で農業をし、羊を飼いながら創作活動する関輝夫さんと範子さんは、ここを『日本のバルビゾン』と表現する。バルビゾンとはパリの郊外にあるフォンテーヌブロウの森の村で、ミレーやコローらが住み、農業をしながら自然や人々、動物たちの絵を描いたところだ。
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「一年がかりで愛情を注いで稲や野菜を育てる農業と、油絵って似てるんだよ。どちらも一気にわーっとやって出来るものじゃないから。それに、都会の狭い空間で慌ただしく仕事をしていたら工業製品みたいな作品になるし、苦労しながら描いた絵を見る人もしんどいんじゃない。まぁ、本当はここに生まれたし、代々農家だからこじつけて言ってる部分もあるんだけどね」と、輝夫さんは笑いながら言う。 |
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毎年、田植えが終わると、数回の個展と多くのイベントに参加する『全国ツアー』なる時期が始まり、雪が積もる冬は創作に没頭する。イベントは高野山や白馬、長浜、津山のアート&クラフトフェア、五条の陶器市、福井県大野の朝市など。特に『舞鶴アート&クラフトフェア』には初回から中心的なスタッフとして関わり、京阪神から多くの人が訪れる催しとして定着させてきた。
地元でもイベントやNPO法人『由良川流域ネットワーク(ゆらねっと)』の活動を手伝ったり、春秋には自宅でクラシックや尺八のコンサートを開くなど、のどかな風景からは意外なくらい多忙な生活ぶりだ。
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もちろん本業の創作の方でも個展を3箇所で同時に開いても対応できるほど、たくさん作品を用意している。羊飼いになりたかったという範子さんは羊や女性を、音楽が大好きな輝夫さんは音楽をテーマに油絵を描くが、ほかにも減反の田に植えた藍で染色し、黒谷和紙を素材に木版画を刷り、宇治茶の原料・綾部茶を飲むために綾部焼を始めるなど、やりたいと思ったことは何でも挑戦する。
「今年の秋は東京のギャラリー大倉さんで個展をするんだけど、次は長野でやんなさいよって友達がギャラリー紹介してくれたりするの。人のつながりだねー。『夢旅人舎』の意味は、夢いっぱいもって、あっちこっちフラフラして、いろんな人て出会うっていう、私たちの生き方そのものなんだよね。人に会うことが仕事の半分かもしれない」と範子さん。
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現在の夢はアトリエの隣に友人の作品を展示する美術館とチャペルを造ること。お二人のナチュラルな生き方、人や自然への愛情から、音楽のように心に響く作品が生まれている。 |
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●アトリエ夢旅人舎
住所:京都府綾部市上八田町 電話:0773‐44‐1034
開館時間:土・日・祝日(特別展を除く)PM1:00〜7:00
※平日は電話で申し込んでください。
アクセス:列車の場合・・・最寄駅はJRふちがき駅(綾部駅から1駅)から徒歩約60分。
車の場合・・・舞鶴自動車道綾部ICから府道494を右折し、府道485で5分。
周辺:関さんおすすめのスポットは、木版画の素材・黒谷和紙を紹介する「黒谷和紙会館」。
予約すれば紙漉き体験(※)もできます。R27を舞鶴方面へ。
(text by 戸田幸恵さん/『北近畿』2000年秋号(北近畿広域観光連盟発行)より)
※紙漉き体験・・・はがきづくり(700円/人)。1週間前までにご予約くださ
い。月〜金曜、土曜日の午前中、開催。電話:0773−44−0213まで。
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