岩波書店『世界』で里山ねっと・あやべが紹介されました

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大江正章氏は出版社「コモンズ」の代表で、岩波新書『地域の力-食・農・まちづくり』(2008)の著者でもあります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004311152/satoyamanetay-22/ref=nosim

岩波書店『世界』2008年8月号に掲載された大江氏の「ルポ「限界集落」の挑戦-中山間地に息づく「地域の力」-」は、島根県の羽須美村と並んで綾部市をテーマとしたものです。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2008/08/directory.html

限界集落に関する取組み(水源の里)とともに、里山ねっと・あやべも取材していただきました。

綾部里山交流大学や、空家紹介などを取り上げ、農家民泊(芝原キヌ枝さんの「素のまんま」)も紹介されています。

「里山ねっとも素のまんまも、新たな関係を紡ぎ出す結節点なのだ」(253頁)
「地域内外の人びとが出会い、ものと情報が交流し、地域を越えて結びつくとともに、日常の暮らしが成り立つ仕組みを積極的に作っていくことが求められている。それが、里山ねっとであり、地域マネージャーなのだ」(256-257頁)
と大江さんは議論します。

「新たな関係を紡ぎ出す結節点」、いいですね。

島根県中山間地域研究センター(「京都新聞」連載「過疎の行方」2008年5月6日でも紹介されていました)は結節機能を作り出すため以下のようなモデルを提案しているそうです。

「(1)土地利用の現状を把握し、多様な担い手の参入による持続的な土地利用を実現する。
(2)地域に既存施設の利用を含めて複合的な中心広場(郷の駅)を創設し、生活を便利にするために、人も物も郵便も同時に運ぶバスも運行する。
(3)地域マネージャーなどの人材を長期的に確保するために、地域住民・行政・都市住民の三者が支える。これを三分の一モデルと呼ぶ」(257頁)。

これは綾部に関しても参考になりそうですね。

「国と自治体(都市部も含む)が出資し、運営は過疎地域の実情に精通したNPOが共同で担う中山間地持続的発展協力事業団を設立して、新たな公共=コモンズの担い手を養成し、各地に配置する」(257頁)。これは大江さんの提案です。

里山ねっと・あやべにとっても参考となる議論です。取材ありがとうございました。

同時掲載の、小田切徳美さん「農山村再生の課題-いわゆる「限界集落」問題を超えて」もぜひお読みください。

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このページは、ayabeが2008年7月11日 08:53に書いたブログ記事です。

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