ayabe: 2009年11月アーカイブ

「スイッチ」(VOL.406 2009.11.24)

 

子どもの頃、
ファーブルや昆虫が好きだったぼくですが、

大きくなって、再び、スイッチが入ったのは

写真家・今森光彦さんの影響です。


第20回木村伊兵衛賞受賞、
最高傑作といわれる写真集

『里山物語~SATOYAMA In Harmony with Neighboring Nature』
(新潮社)

が世に出たのは、

阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件があった年
(1995年)の秋のことでした。

2009年11月14日(土曜)、里山ねっと・あやべの主催で「金谷峠を歩く会」を開催しました。

http://www.satoyama.gr.jp/topix/2009/11/post-175.html
http://www.satoyama.gr.jp/topix/2009/11/20091114.html

うち続く雨が懸念されましたが、六根清浄、善男善女の参加を得て、夜来の雨もあがり、澄み切った秋空の光が木々の水滴に反射して、むしろ輝かしい世界のなかを行くことができました。

米や魚や塩が運ばれた物流の道であり、山越えの結婚の道であり、寺へ参る信仰の道であり、山中に散在する鉱山をつないだ金属の道であり......、色々な性質を持った道でしたが、近年は通行も減って倒木に覆われていました。

最近になって地元の皆さんの尽力によって整備され、道が復活した訳です。

すぐ近くにあるのに、ふだんは立ち入ることのない世界。

ふと別世界に迷い込んだ不思議の国のアリスのように、時間旅行をすることができます。

実際、大江町の観音寺に行くのに自動車では10kmの道のりですが、山道を越えると3kmでワープすることができました。

石油は有限ですので、エンジンの世界から徒歩の世界へと戻っていくのも理屈の上では必然ですね。

こんな「ひとむかし前のメインルート」が山のなかには沢山ねむっています。

農というと何となく水田を連想しがちですが、里山の経済はもう少し多様なので、水田はむしろ山という海に浮かんだ島のようなものと感じます。
http://www.satoyama.gr.jp/mt/weekly/2008/11/post-23.html

10時に出発して15時に帰還。5時間の旅をして日常世界に戻ってきました。

各地から、峠道の復活のニュースが聞こえてきます。
http://www.satoyama.gr.jp/topix/2009/11/-2009126.html

「どこでもドア」が皆さんの近くにも開いているはずです。(あさくら)

社会起業家ブーム

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戦後の経済成長期には、無数の起業家がいたのだと思う。貧しく物資不足の時代に「水道哲学」を掲げ水道をひねれば水が出るように、大量に商品を生産し安価に提供すべく製造と販売に奔走した起業家が成功したことは、社会問題とビジネスは無関係ではないのだと感じる。時代が変われば社会も変わり問題も変わる。今まさに起業家が求められる時代なのかもしれない。

先週始まった内閣府の行政刷新会議による事業仕訳がライブ中継されている。いろんな意見がありますが、議会と選挙以外の政治家が見られるのは良いことだと思う。定点カメラからの低い解像度なのでラジオを聴いているのと変わりありませんが、バイアスがかからない分むしろそのほうがよいのかもしれません。一般の傍聴や中継も可能のようで、USTREAMなどで過去の録画も含めて見ることができる。

ここで多くの事業が、廃止や縮減あるいは自治体や民間へ委託されることになるのでしょうけど、担当者は事業の必要性を訴えているわけですから、予算がないだけであって全くの無駄な事業と言うわけではないのでしょう。それら事業が本当に社会に必要とされているかは、ビジネスモデルを作れるかに問われるのかもしれません。

当NPOでも事業を行うに当たり、行政の交付金や補助金で成り立っているものがありますが、継続的な交付が約束されているものは一つもありません。交付金や補助金がなくなったら止めようと思って行っている事業も一つもありませんが、事業の目的とする問題可決の必要性がなくなった時は、喜んで事業を終了したい。今回の事業仕訳で取り上げられていない事業もたくさんありますが、国の事業を行う省庁や団体も事業を続けることを目的とせず、社会問題を解決することを目的とすることはもちろんのこと、ビジネスモデルを作るという社会起業家の精神をもって欲しいなと思いました。(マエダ)

「丹波力」(VOL.403 2009.11.02)


11月1日はぼくが住む村の文化祭でした。

菊の鉢や盆栽、生け花、手芸、彫り物など
村人がそれぞれの作品を
公民館に持参し、並べ、鑑賞します。

お昼は栗ご飯と豚汁の接待。

秋の日、みんなでそろい、おいしくいただきます。


栗ご飯をいただくたびに思うこと。

それはやはり

ご飯のなかに栗を入れたら!

という発想の斬新さ。

いったい誰が発明したのだろうと思います

やはりこれはすごいこと。

日本の組み合わせ史上、

ベスト100に入るかもです。

 

栗×新米=!

綾部は丹波栗で有名ですね。

丹波の国に生まれ育ち、
食せることのしあわせ、です。


組み合わせといえば、
最近、食べたあの味も忘れられません。


我が家の自給農は阪神大震災の翌年から。

今年で14年目となります。

おかげさまで今年もたくさんの
恵みをいただきました。

ようやく新米をいただいたのですが、

先日、玄米の豆ご飯をいただきました。

玄米×丹波の黒豆
(京都ブランドである枝豆用の黒豆「紫ずきん」)

という組み合わせです。

 

小豆もむかごも里芋もいいですね。

新たに入れられる素材を
もう発見することはできないかもしれませんが

それでも里の新たな組み合わせを
探求していかないといけませんね。

 

綾部里山交流大学では、地元素材の

ごはんを食べていただいています。

この秋冬もぜひ丹波・綾部に旅してみてください。

(文・塩見 直紀)

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