ayabe: 2008年8月アーカイブ

今回は、ペンネーム「梅の人」様(岡山)から頂きましたメッセージをご紹介します。

「梅の人」様、綾部ご訪問とメッセージ、ありがとうございます。

(里山ねっと・あやべ事務局)

------------------------

綾部への「他火」、感謝のメッセージです。

いつも旅行の計画は夫まかせで
心から楽しめたことのない私でした。
ところがこの夏、夫は超多忙、
やむなく私にお任せ、の旅に...

私にとって、今回の「他火」は・・・
気になる人を訪ねる旅、インタビューの旅、でした。

グリーンツーリズムという言葉はあまり好きではないけれど、
今回のは言ってみれば、「自家製グリーンツーリズム」だったなと
自分では思っています。オーダーメイドの旅ですね。

家族4人のうち一番はしゃいでいたのは私かも・・・

綾部は京都府北部で交通の要所となるまち、
きっと魅力的な何かがあるはず。

書物でいくら読んでも、わからない、
行って肌で感じてみよう。

独身時代、営業で通り抜け、
「黒谷和紙」の案内板がずっと気になっていました。

あまり期待しすぎず、無理せず、欲張らず、
いざ、綾部へ...

 

21世紀は都市と成長の時代ではなく地域と環境の時代。

地域にとって重要な要素と思われることがいくつかあります。

たとえば「リソース」や「リスク」です。

資源や食糧の高騰・枯渇に対し農業政策を軸とした対案を地域から出していかねばなりませんし、災害に対して、地域が自前の予防・対応能力をつけることも大切です。

関連しますが、もうひとつは「リニューアブル」(再生エネルギー)。

国道173号線の両端にある綾部市と大阪府池田市は交流を続けていますが、池田市は2008年に「池田市地域新エネルギービジョン」を作りました。
http://www.city.ikeda.osaka.jp/news/080404/

この「ビジョン」は「新エネルギー導入の意義」を列挙していますが、

「新エネルギーの多くは地産地消であり、エネルギーの損失が少ないため、有効に利用できる。」

「幅広い産業が関係する技術であるため、新規市場・新規産業・雇用の創出、地域経済の活性化に貢献する。」

などを、意義として挙げています。

地方にとってリニューアブルは、「節約」以上の積極的な意味も持つのではないか。ひとつの象徴的な事例は、リニューアブルによる町おこしに成功した岩手県葛巻町のケースです。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4938939452.html

イタリアのトラカ市は、電灯をすべて、消費電力の少ない発光ダイオード(LED)に代えていく取りくみをしています(京都新聞2008年7月7日「先進の現場から-欧州環境報告(4)トラカ市 世界初の試み」および同2008年8月26日「時のひと」)。

「小規模農業が主体で過疎に悩んできた」トラカ市(人口1500人弱)ですが、

「将来を切り開くため、世界の潮流になった環境問題で最先端になろう」

「経済発展を妨げずに石油消費の削減と代替エネルギー普及を進める」

が市長の訴えです(京都新聞2008/8/26)。

LED自体はリニューアブルというより省エネルギーですが、「州の補助金で太陽光や風力発電も増やして」いるとのことです(京都新聞2008/7/7)。

「環境に優しい明かりをともすことで、どんなに小さな自治体も地球温暖化防止のモデルになれることを世界に示したい」(トラカ市長、京都新聞2008/8/26)。

ビジョンを持てば、モデルになれる。どんなに小さな自治体でも......。

(あさくら)

「交流力と組み合わせ力」

 

この星には未知なる組み合わせがきっとまだある

万象の存在と私が出会うことで生まれるものがある

それぞれが有するひかりが出会うと希望という星が生まれる

天の才が交流する都市

万象の天の才が交流し合うまち

***


これは2007年夏、

綾部里山交流大学が誕生するとき、
ふと浮かんだことばたちです。

そういえば、

「水源の里」と位置づけられた集落のある老富町。

そこから県境を越え東に降りていくと、福井県の川上です。

川上から綾部の古和木に超える峠が、尼公坂(にこざか)。

尼公坂の福井県側のふもとには、石に彫られた不動明王像が建っています。

ここには古い不動明王像があったのですが、2001年頃に盗まれてしまったようです。

いまあるのは新しい不動明王像です。

不動明王の姿の横には

「この谷の
この土を食い
この風に
吹かれて
生きたい」

と刻まれています。

「この土を食い」がいいですね。

現代の都市では地面がすべて覆われて土を見ること自体困難です。

熱が反射し、雨が降れば水が走る。

「土を食べて」生きていることも忘れがちです。

創世記でも人は土から創られたのでしたっけ。

「この谷の
この土を食い
この風に
吹かれて
生きたい」

心からそんな気持になれる場所を見つけて生きていけたら。

そんな気持にしてくれる不動明王像です。

(あさくら)

志賀郷の奥山を整備する活動を続けておられる広沢さんと案山子コンテストの話になった。里山ねっとでは、米作り塾の参加者で作っていただき、それらを出展しています。広沢さんは、オズの魔法使いの案山子を出展されたそうで、ストーリーを知らないスタッフに、アメリカの古い映画のことや、「オズの魔法使い」の主題歌「虹の彼方に」(原題:Over the rainbow)やメーテルリンクの「青い鳥」の類似性などを教えていただきました。

Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I?
Some day I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemondrops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me

If happy little bluebirds fly
Beyond the rainbow
Why, oh why can't I?(Over The Rainbow/Arlen-Harburg)

広沢さんの地元、志賀の奥山には絶対に青い鳥が飛んでいると思います。

ふと、綾部里山交流大学のスタンダードコース2回目のテーマ「あるものでないものを創る!」を連想しました。「ある」と「ない」は対義語ですが、「幸せ」や「希望」、「夢」でも「ビジネス」でも何かを探しているときに、「ある/ない」は「見える/見えない」に置き換えてもいいかもしれません。

「ない」と思っているものも実は「ある」かも知れない。「ない」ってときどき絶望的だけど、「見える/見えない」は人それぞれの感性しだいで、見えなくとも希望はある。あるものでないものを創るにはあるものが見えなくてはなりません。(マエダ)


オズの魔法使い 青い鳥のゆくえ

このアーカイブについて

このページには、ayabe2008年8月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはayabe: 2008年7月です。

次のアーカイブはayabe: 2008年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.0