「土を拾う」(VOL.385 2009.06.30)
「土を拾う」
今年も好きな光景に出会うことができました。
近所の70代の女性が
道に落ちた土を拾う光景です。
トラクターなどの機械に土がつき、
帰路の途中、土が道路に落ちたりします。
昔から、鍬や長靴などについた土は
大事にされ、田畑に返されました。
鍬が大型機械になっても
こころは同じ。
その方々のうしろ姿を見て、ぼくはそう思うのです。
土が本来あるべきところに返します。
土の神さまの存在を感じ、もとの位置に返っていただきます。
大事にしない人は不作となるかもしれません。
土を拾う。
それはとっても美しい行為です。
ぼくもいつまでもそのこころをなくしませんように。
(文・塩見 直紀)

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