「1工程多い季節」(VOL.382 2009.06.09)
「1工程多い季節」
祖母や父がその昔、こう教えてくれたものです。
靴や長靴を履くとき、服を着るときは、
いきなり履いたり、着たりしないこと、と。
田舎ではもしかしたら
なかにムカデがいるかもしれないのです。
田舎の夏は、
入った小石を出すように靴を逆さまにしたり、
シャツなどの服も念のために、はたいたり・・・
着用するまでに1工程多いのですね。
農家民泊「素のまんま」の芝原さん宅に
うかがったとき、
旅人にそう教えられているのを聴き、
いまも変わらないのだなあと思いました。
昔は先輩世代から孫子へ伝えられたことが
グリーンツーリズムの時代は
都会からの旅人にも伝承されるのですね。
ムカデを観察していて、思うのは
ムカデの足はしっかりつかむという
特徴を持っていないので助かるってことです。
はたいても落ちないなら手ごわいですので。(笑)
冬はムカデもいないので安心ですが、
なんとかかまれずに今夏を過ごしたいと思っています。
(文・塩見 直紀)

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