人類の英知~ハチについて(VOL.346 2008.10.2)

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里山ねっとでパン焼きを体験された中学生が、近隣でスズメバチに刺されました。すぐに病院へ運んでくださったり、里山ねっとにご連絡していただいた近隣住民の方々、救急車を呼んでで呼び来るまでの間に応急していただき里山ねっとにおられた、パン作りの先生やスタッフ、いざという時のために予てより、薬としてアロエを植えていただいていた里山ねっと関係者、病院に駆けつけ状況をご連絡いただいた議員さん、大声をだして走り回られて、刺されていない生徒の安全確保をされた引率の先生、刺された生徒が休めるように椅子を運んできたり刺された生徒の名前を書いて報告してきた中学校の生徒、この事故の教訓について重大さを刻んでいただいた、警察、マスコミの方々、刺された生徒の対応された救急車の方、里山ねっとにいた市職員の方、普段静かな中山間地で多くの人間が、人間の英知と繁栄と安全に団結した姿に涙が出そうになりました。

人類先祖代々より、危険を回避すべく英知を築き伝えてきたことを否定することは出来ません。医療技術にしても、農薬にしても、高い技術であるほど副作用など多くの犠牲を払ったかもしれません。工業技術でなくとも、フグを食べるという日本人の食い意地も多くの犠牲の上で、満たされているはずです。危険回避の末、都市を築き上げたとすれば、多くの危険が残されているというのも田舎だといえるのかもしれません。

里山ねっとでこれまで山林に入るような活動をする際に、白っぽい長袖長ズボンをはき、白っぽい帽子をかぶるように指導をするようにしているのも、人類の英知です。しかしながら、人類は失敗も繰り返しています。都市生活は危険を忘れさせている面も否めません。危険を回避するために、私が子供のころに体験した林間学校などの行事を回避する傾向もある中で、自然教育をされている所を尊重したい気持ちも強くなります。

蜂に刺された場合に、危惧されるのは、2度目のアレルギー反応です。現在では、食品や動植物のアレルギー特性を詳しく検査できるようになったのも人類の英知です。蜂に刺された生徒たちは、皆、無事に帰られたということですが、ぜひ、アレルギー検査をしていただきたいと思います。

この夏、里山ねっとの敷地内でもハチに刺された方が複数ありました。そのうち一人が私で、おそらくアシナガバチだったと思います。夏の間は自然体験などで都市部から見える方も多く、敷地内の蜂の巣については駆除もしました。裏山については、徹底的な駆除も検討しましたが、たとえ当該アシナガバチの巣を見つけ出したところで、ミツバチでもアレルギーを起こす方はいらっしゃいますし、軒下の蜂の巣ならともかく、小さな裏山であっても、きりがありません。

自然は、手を加えるとたちまち自然ではなくなります。日本人は、杉を大量に植えたということで、スギ花粉のアレルギー患者を大量に出すという不自然を生みました。あるいは熊による被害の増加も、人間へのしっぺ返しという言われたりしています。はちのこをたべる自然を残した本州内陸部では、蜂や熊や蛇に対する、人類の英知の伝播が行き届いています。

自然体験を行う里山ねっととして、そういった英知を知りながら、伝え切れなかったのではないかという事に反省しています。(マエダ)

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このページは、ayabeが2008年10月 2日 02:33に書いたブログ記事です。

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