2008年6月アーカイブ
里山ねっとの事務所の前には、廃校になる前から「めだかの楽校」があり、今もメダカが10匹ほどいます。その看板の「他の魚をいれないでください」の文字は消えかかっていて、めだか以外に、どこからやってきたのか、金魚や鯉、海老やドジョウ、トンボやアメンボ、トノサマガエルもいる。最近になって、眺めるだけで癒しになるということを発見した。
里山ねっとの農業体験などの事業の性格上、晴れを願うことが多い。のんきな子供時代から童謡の多くが不可解だった同様、蛇の目でお迎えの為に雨を請う気にはならなかったし、今でこそ雨を請う人の(時には切実な)心境は分かっていても、雨を請うような状況は僕にはなかった。今年は入梅してからも雨が降らない日が多く、「めだかの楽校」の水位が下がり続け、水もにごってきたようで、「雨ふりやがれ」という気になった。
Sasayama's Weblog「学校ビオトープの現場」より
この学校では、ビオトープという言葉の代わりに、「ビオランド」という言葉を使っている。ビオトープとは、ギリシャ語の biosとtoposとから由来しており、直訳すれば、「生命の場所」という意味(中略)ドイツで「ビオランド」(BioLand)というと、大規模な有機農業の耕作組合(ドイツ有機栽培協会 O"kologischer Anbauverband)を指すことになる。最後にもう一度念を押しておきたいのは、「ビオトープ教育とは、自然教育というよりは、どちらかというと、自然再生・生態系修復の手法を学ぶ教育」ということである。
本来のビオトープの意味と、日本での使い方では、違いがあるようです(参考:wikipedia)が、身近にある有機農業は本来のビオトープといえるかもしれません。2008年7月5日~6日に農と自然の研究所代表理事・宇根豊さんをお招きして開催する、綾部里山交流大学マスターコースの参加者を募集しています。「感性学」の講義と、実際の田んぼで生き物調査のフィールドワークも行われます。その日は晴れますように。(マエダ)
| 7月5日(土) | 13:00 | アイスブレーキング(塩見直紀) |
| 13:30 | 講義1「私が歩んできた道~減農薬・虫見版・百姓学・・・」(宇根豊) | |
| 14:40 | 講義2「トンボと農的感性と」(宇根 豊さん) | |
| 16:00 | フィールドワーク(1)「生き物の観点から」 | |
| 18:30 | 夕食・交流会(地元素材をいかした料理です) | |
| 20:00 | 講義3「情念について」(宇根 豊) | |
| 21:00 | フリーディスカッション&交流会 | |
| 7月6日(日) | 8:30 | 講義4「土台技術について」(宇根 豊) |
| 10:00 | フィールドワーク(2)「土台技術の観点から」 | |
| 13:00 | 講義5「たどりついた天地有情の農学」(宇根 豊) | |
| 14:00 | 思いのシェアリング(受講生間の気づきの発表) | |
| 15:00 | 解散 |
● 願書(WORD)
● ちらし+願書(PDF)
● WEBフォームから申し込む
● 参加費:1泊3食18,000円
「自然こそ生存の基礎」(神野直彦、日本農業新聞2008.6.16)というコラムが目を引きました。北欧の「ふるさと存続運動」に注目して日本の状況と対照しています。
北欧の「ふるさと存続運動」を支えているのは、「地域が人間の生存に必要な資源を、いつも提供してくれている」(同)というアイデアです。
ところが日本では「『ふるさと』を見捨てている」ので、「地域の自然とのかかわりを通して、自分の生きている世界を全体として理解し、生きていく上で遭遇する問題を解決していく人間的能力は身に付かない」(同)。従って教育にも失敗する。
この議論は以下のアドレスにある「日本農業の基本戦略を考える」でパラフレーズされています。
http://www.jacom.or.jp/tokusyu/toku221/toku221s08010704.html
「自然こそ生存の基礎」であることはフィジオクラット(重農学派)の議論を待たずとも明らかですが、資源や食糧の高騰・希少化という困った事態は、それを軽視してきたことの帰結であり、工業社会の「晩鐘」であるのかもしれません。
今後のキーワードは、ローカル化、生命の持続可能性、環境と文化、農業、協力。欧州的なものにも学びながら、地域再生のための基本的なアイデアを組み立てなおさなければね。(あさくら)
季節は時とともに連続的に変わります。だけど、春だけはある時を境にして非連続な時間を感じます。
正月や誕生日、初キッスの日など、時の変わり目は人それぞれかもしれませんが、僕にとっては、桜前線やツバメ飛来前線を境に、春は決算、確定申告、里山ねっとの各種体験イベントの企画などあわただしくなり、冬と春の堺に、時が一瞬止まるような気がします。
今年は、初めての本格的な法人税の確定申告があり、総会が6月7日と例年よりずいぶん遅くなりました。議案は無事ご了承いただき、立夏を過ぎ一ヶ月、ようやく春が終わった気分です。
時が止まるなんてSFっぽいけど、時間の非連続性は量子力学の世界でも議論されている。量子というのは、一粒を観測した時と、波としての振る舞いでは矛盾するような現象があることが分かっている。時の粒もよく観察してみると、なにか未知なことが見えるかもしれません。
論理的に指し示されるのではない方向性について、自分がどのように判断するかという点に、その人が一番現れるのだと思う。「感性を磨く」とひとことで言うが、それは、海図のない大海原を闇雲に行くヨットに似ている。地球上の表面はくまなく探検し尽くされてしまったが、精神の宇宙の中にはまだまだ手つかずで多くの暗黒大陸が残されているのだ。
「emergence」茂木健一郎クオリア日記(2008/02/20)
里山ねっと総会と平行して、綾部里山交流大学の「地域資源学」探究コースが行われました。来月7月5日(土)~6日(日)は宇根豊氏(NPO法人農と自然の研究所代表理事)をお招きし「感性学」探究コースを開催します。 宇根先生の実践講座にどんな未知の感性が刺激されるか楽しみです。
(マエダ)
「要諦」
知ってもらうことと買ってもらうこと。
経営の要諦だそうです。
これを里山系に置き換えてみても
ほんとうにそうだなあと思える点があります。
