「ものごとの美は」・・・VOL.303(2007.03.13)

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「ものごとの美は」

古今東西の先人のことばには、21世紀の生き方、暮らし方の
ヒントがあります。

持続可能で多様性にあふれる新世紀のみんなの知恵にしたく、
現在、ホームページでは約500のことばを公開中です!

こころをこめて、未来をひらく里山系のことばを新しく15個、贈ります。

遠くて綾部に来られない方も訪れて元気になれる、希望のホームページに
なれたらうれしいです。

里山系の言葉が、みんなの心の財産になるよう、シェア(共有)して
いきましょう!すてきな言葉が見つかったら、ぜひお教えください。
「1000」のことばが目標です。


●ものごとの美は、それをじっと見つめる人の心の中にある(ヒューム)


●花はその主の心の色に咲く(作者?)

●ちょっと手を休めて、窓の外の美しさを眺めよう。そこに世界があるー楽しもう。今夜外へ出て星空を眺めよう。それは大自然の驚異だ。(カーネギー)

●人は流水に鑑(かんが)みるなくして、止水を鑑みる。(荘子)

●すべてのものは移りゆく。怠らず努めよ。(釈迦)

●海を見つめているだけでは 海をわたることはできない。(タゴール)

●感謝の心はものの価値を高める事になる。(松下幸之助)

●遅いほど速く進める(ミヒャエル・エンデ)

●焚くほどは風が持て来る落ち葉かな(良寛)

●一隅を照らす、これすなわち国の宝なり。(最澄)

●手にとるなやはり野に置けれんげ草(俳人・瓢水の句)

●百川(ひゃくせん)は源を異にして皆海に帰す(淮南子)

●「つもった雪」     詩・金子みすゞ
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。

『金子みすゞ童謡集 わたしと小鳥とすずと』
(JULA出版局・1984より)

●「冬の言葉」    詩・高村光太郎

冬が又来て天と地とを清楚にする。
冬が洗ひ出すのは万物の木地。

天はやつぱり高く遠く
樹木は思いきって潔らかだ。

虫は生殖を終へて平気で死に、
霜がおりれば草が枯れる。

この世の少しばかりの擬勢とおめかしとを
冬はいきなり蹂躪する。

冬は凩の喇叭を吹いて宣言する、
人間手製の価値をすてよと。

君等のいぢらしい誇りをすてよ、
君等が唯君等たる仕事に猛進せよと。

冬が又来て天と地とを清楚にする。
冬が求めるのは万物の木地。

冬は鉄碪を打つて又叫ぶ、
一生を棒にふって人生に関与せよと。

●「春に」    詩・谷川俊太郎

この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたヘと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう

***

(文と編・塩見 直紀)

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このページは、ayabeが2007年3月13日 16:04に書いたブログ記事です。

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