「喜びの遊び」・・・VOL.282(2006.10.17)

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「喜びの遊び」


楽しみは創り出せるものよ。

アメリカの絵本作家タシャ・チューダーの
本のタイトルのことばです。

すてきなことばですね。

京都・綾部の静かな里、小さな村に住んでいても
楽しみを創りだすことはじゅうぶんにできます。

チューダーのことばから
いくつか連想することばがあります。

それは

日本に静かに広がりつつある「地元学」の

「ないものねだりから、あるもの探しへ」

ということばです。

それと

エレナ・ポーターの児童文学
「少女パレアナ(ポリアンナ)」に出てくる

どんなことからでも喜ぶものを探し出す遊び
「喜びの遊び」です。

パレアナはそんな遊びを実践し、
やがて、そのチカラで
街全体をなんと明るくしてしまうのでした。

すてきな遊びですね!

あと、

人生を生きるたのしみを歌った幕末の歌人・
橘曙覧(たちばなあけみ)の歌「独楽吟」もそうです。

「たのしみは・・・〜するとき」の歌52首も同じですね。

「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」
「たのしみは妻子(めこ)むつまじくうちつどひ頭ならべて物を喰ふ時」
「たのしみはまれに魚煮て児等皆がうましうましといひて喰ふ時」
「たのしみは三人の児どもすくすくと大きくなれる姿みる時」
「たのしみは機おりたてて新しきころもを縫て妻が着する時」・・・

ひとは不満のタネを外に求めるけれど、

すでにいろいろしあわせになれるタネを
じゅうぶん持っているのですね。

楽しみは創り出せるものよ。

いまこの国はそんな気持ちで「すでにあるもの」に
アイデアを加えるだけで

いろいろすてきなことが始まりそうです。

小さくてもいいので何かを始めることができたらいいですね。

(文・塩見直紀)

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このページは、ayabeが2006年10月17日 05:01に書いたブログ記事です。

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