「里は人の感性の学校である」・・・238(2005.12.13)

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古今東西の先人のことばには、21世紀の生き方、暮らし方の
ヒントがあります。持続可能で多様性にあふれる新世紀のみんなの
知恵にしたく、現在、ホームページでは約300のことばを公開中です!

こころをこめて、未来をひらく里山系のことばを新しく15個、贈ります。

遠くて綾部に来られない方も訪れて元気になれる、希望のホームページに
なれたらうれしいです。

里山系の言葉が、みんなの心の財産になるよう、シェア(共有)して
いきましょう!すてきな言葉が見つかったら、ぜひお教えください。
「1000」のことばが目標です。

●里は人の感性の学校である
(植物遺伝学者・佐藤洋一郎さんのことば『里と森の危機』朝日選書・2005より)

●その土地でとれる、新鮮な季節のものを中心に、その土地に古くから伝わる料理法で食べる。これが、日本人の体質にもっともよく合い、食を通して感性を豊かにしてくれる、和食文化の土台なのです(「土産土法」を提唱する食文化史研究家の永山久夫さんのことば『100歳長寿法』家の光協会より)

●人間は大地の上に生まれ、習慣によって土に属し、共に育ち、生まれるとすぐに、世にも美しい絆によって結ばれ合っているのです(ゲーテ『ヴェルヘルム・マイスターの遍歴時代』岩波文庫より)

●土は其(そ)の宅(たく)に反(かえ)れ(万物はその本来あるべき所にあって安らかなりの意。中国『礼記』の一文)

●土に生きることの喜びは、それを味わったものでなければわあかりません。しかし、ただ土をいじっていただけではほんとうの喜びはありません。土は生命そのものです。その神秘さを知ってこそ、土に生きる喜びを感じます。(熊本の菊地養生園医師・竹熊宜孝さんんのことば『土からの医療』地湧社より)

●「身」と「心」が「土」から遊離してしまった現状を、いかにしてとり戻すか。これがこれからの大きな社会テーマの一つになると思います(土壌学者小野信一さんのことば『土と人のきずな〜土から考える生命・くらし・歴史〜』新風舎・2005より)

●「土」 詩・金子みすゞ

こッつん こッつん
打たれる土は
よい畠になって
よい麦生むよ。

朝から晩まで
踏まれる土は
よい路になって
車を通すよ。

打たれぬ土は
踏まれぬ土は
要らない土か。

いえいえそれは
名のない草の
お宿をするよ。

●「雲」 詩・千家元麿

雲は飛んでゆく
引きちぎれた天使の一つの翼のやうに
どこへ落ちるのだらう
遠く遠く落ちてゆく
(『千家元麿全集(上巻)』弥生書房・1964年)

●「初雪」 詩・堀口大学

夜明け方
風が来て
窓をたたいた
雪を届けた
合図であった
(『堀口大学全詩集』筑摩書房・1970年)

●「海」 詩・高田敏子

少年が沖にむかって呼んだ
「おーい」
まわりの子どもたちも
つぎつぎに呼んだ
「おーい」「おーい」
そして
おとなも「おーい」と呼んだ

子どもたちは それだけで
とてもたのしそうだった
けれど おとなは
いつまでもじっと待っていた
海が
何かをこたえてくれるかのように
(高田敏子『月曜日の詩集』河出書房新社・1962年)

●「人間にとって一番大切な素質は想像力じゃないかしら。」「想像力があれば自分を他人の立場に置き換えてみることができるでしょう。そうすれば優しい気持ちや同情もわいてくるし、ほかの人を理解してあげられるようになるんだと思います。」(ウェブスター『あしながおじさん』岩波文庫より)

●日本は森と田んぼでできている(キープ協会でヤマネを研究されている湊秋作さんのことば)

●「老木」 詩・星野 富弘

木のように
歳をとれたらいいな
幹は白く
なめらかに乾き
洞では ももんがが
いねむりをしている

鳥を憩わせる枝は
大きく 横にまがり
たまには ここに腰掛け
休みなさいと
人間にもいっているようだ

欲を重ねて老いるのではなく
木のように
歳をとれたらいいな

(星野富弘詩画集『鈴の鳴る道』偕成社・1986より)

●前を向いて歩く。私たちは世界を変えられる(ノーベル平和賞受賞者・ワンガリ・マータイさんのことば)

●世界が全体幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない。(宮澤賢治のことば)

以上

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このページは、ayabeが2005年12月13日 04:01に書いたブログ記事です。

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