こちらも合わせてご覧ください。
http://www.satoyama.gr.jp/mt/weekly/2011/07/post-68.html
国民文化祭・京都2011にむけて、「綾部里山花アート」が始まりました。
この活動は、里山ねっと・あやべの地元の皆さんで構成される「空山花グループ」が主体です。
国文祭が開幕する秋を目標に、田んぼにイメージキャラクター"まゆまろ"隊長を描きます。
いまの様子がこちら。
先日、真ん中に二つ、マルチが敷かれ、目ができました。
最終的には竹炭が敷かれる予定です。
マルチは、それまでの仮の目。
角度によっては、太陽が反射して光ったりしています。
里山の隊長は、目力があります。
雨よ、こーい。
里山ねっと・あやべが2003年にはじめた、里山そば塾も今年で8回目。
多くのお客様にご参加いただいてきました。
何か新しいことができないかな、と考えています。
(1)
今年の実験のひとつは、オヤマボクチの試験栽培です。
蕎麦を打つときのつなぎは小麦粉を使うことが多いのですが、
オヤマボクチの繊維を使う場合もあります。その葉を茹でて繊維だけ取り出します。
その繊維をそば打ちの時に使うのです。
http://www.47club.jp/shop/g/g19M-0000321/
苗を買って試験的に植えてみました。

しばらくすると葉が大きくなってきました。

でも多くの葉からでも繊維は少ししかとれませんので、これくらいではほんのわずかの繊維になるかならないかでしょう。
『田舎暮らしの本』2005年1月号に、長野県の蕎麦屋「時香忘」さんのことが掲載されていました。
オヤマボクチのほかヤマブドウの繊維も使っているとか。煮詰める作業は大変そうです。
(2)
綾部市里山交流研修センターを拠点に活動している森林ボランティアグループでは、竹炭焼窯を作りました。
竹炭は料理に使うだけでなく、田畑に入れてもよいそうです。
そば塾の畑は里山ねっとの地元の休耕田。
試験的に、竹炭を一部分の畝に入れてみてもいいかな、などと考えています。
毎年の積み重ねのうえに少しずつ新しいものを組み込んでいきたい。そば塾でもそうできないか、夢見ています。
そのほうが面白いですしね。(あさくら)
楮は和紙の原料となります。
綾部の名産・黒谷和紙も楮です。
早春、楮の枝を切って鉢に植えておきました。
枝でなく根を掘って切り出し、植えておけば確実だったかもしれません。
もしかして、地上の枝での挿し木はさすがに無理かな?
......
何日たっても様子がかわらないので、ほとんどあきらめていました。
しかし5月、地上の枝の断片でも、こうして勢いよく芽を吹き出してくれました。
強いものだなと、あらためて感心しました。
もう少ししたら定植します。
(あさくら)

大国も小国もなしむらさきの都忘れに核の雨降る キヌ枝
農家民泊「素のまんま」の芝原キヌ枝さんが、
25年前のソ連の事故に際して詠んだというこの 歌。
2011年4月のある日、その碑は春の雨に打たれていました。
大国も小国もなし。
......リスクは国境を越えること。
......権力のある者も核の力の前には無力であること。
「考える葦」にならっていえば、
雨に打たれても咲く「都忘れ」のように――すなわちローカルを拠点に、
独立独歩の精神を維持したい。
いまそんな状況です。(あさくら)

綾部市里山交流研修センターの前身は豊里西小学校。
豊里西小学校は近所に「茶畑」を持っていました。
長い年月を経て篠竹に埋め尽くされた「茶畑」。
里山ねっと・あやべボランティアの植田さんが少しずつ篠竹を刈っていただいています。
そのなかで、今まで道があるとは明確に意識されていなかった場所に、植田さんはスロープ状の道を見いだしました。
ここから茶畑に上がり降りする場合もあったのでしょう。
ないと思っていたところに、道がある。
時々、そういうことってありますね。
(あさくら)

新潟県妙高市でデザイン、フード、IT、コンサルティング、料理家、陶芸家、演奏家のキャリアを生かした多彩な活動をされているmurachef氏のつぶやきに「火・土・水・木で作る暮らしの道具」というフレーズがあり、じゃあ月や金や日は?と思いめぐらしました。ブログオーガニックにやこう!では、立派な陶芸用の窯を手作りされた模様が掲載されている。陶芸の釉薬には、"金"属も必要ですね。
かくいう私も森林ボランティアのメンバーと完成予定日が延び延びになっている風呂釜をリサイクルした竹炭用の窯作りの活動に参加していて、土にまみれることが多い。先週は森林ボランティアで門松作りを行いましたが、田植えもそうだけど、何かをつくるという作業は無心になれていい。先月の窯作りの活動日はめんどくさい会議と重なっていたけど、土にまみれていました。
月月火水木金金という土日返上で働くという意味の言葉は、大日本帝国時代の海軍で作られた言葉だそうです。その海軍が、現代では曜日感覚を失わないように金曜日には必ずカレーを出すというのには笑いました。やっぱり土日は必要ですね。
それに比べて月は地味だ。先週は皆既月食があり一躍月に注目が集まりましたが、残念ながら天気が悪く観察できませんでした。たかが雲ぐらいで明かりを失う月。地味だ。
ところがどっこい、昨年度行って好評だった旧暦講座。月の暦がいかに生活に役立つことか。今年度も旧暦講座を行います。
綾部里山交流大学「里山生活デザイン学科」にLUNAWORKS 代表、和文化エディターの高月美樹さんをお招きします。
先月、愛知県でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催され、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書と、2011年以降の新戦略計画(愛知目標)が採択されたほか資金動員戦略に関する決定、SATOYAMAイニシアティブを含む持続可能な利用、バイオ燃料、農業、森林、海洋等各生態系における生物多様性の保全及び持続可能な利用に係る決定の採択、生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)、国連生物多様性の10年、2011-2012年運営予算の決定等が行われた。
(「生物多様性条約第10回締約国会議の結果(ハイレベルセグメント結果等を含む)について」環境省報道発表資料)
その中で、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップが創設され、参加団体の名簿を見ると、国連機関や国際NGO、各国の省庁や地方自治体、企業、大学、研究機関などの中に見覚えのある能美の里山ファン倶楽部の名前があった。
能美の里山ファン倶楽部は、市民、行政、NPO、各種団体、民間の事業者など里山を愛する多くの人々をつなぎ合わせ、それぞれの主体が協働して地域づくりを目指す全国でも例のない取り組みです。能美市の里山地域を里山の自然や景観、人、歴史、生活文化、伝統、産業を「守る・深める・活かす」の3つのキーワードで人を育み、里山を守り育て、地域力を高めながら日本一、活力のある地域づくりを目指します。(能美の里山ファン倶楽部とは)
能美の里山ファン倶楽部の方には、里山ねっとにもお越しいただいたこともあり、関心を寄せていたが、国際的な環境発議の推進に、綾部と変わらない日本の小さな町の地域活動団体が加わっていることに驚き、里山ねっとも頑張ろうと思いました。(能美市は国際的に活躍するゴジラこと松井秀喜選手を輩出していますが)
おそらくこれまで、地方の中山間地における地域活動と言えば、農林漁業振興やグリーンツーリズムといった農水省などが主導する側面が強かったと思う。里山ねっとが発足した同年度に設置された環境省が唱える生物多様性、エコツーリズムといった側面での活動が今後の地域活動では活発になると思う。環境省は省庁としてはまだ小さいかもしれないが、民間企業との協働も進んでおり、里山ねっと・あやべとしても、「生物多様性」、「持続可能な開発」、「エコツーリズム」といったテーマに取り組んでいきたいと思う。(マエダ)
追記:毎日新聞 2010年12月3日
里地里山法:国会で成立 NPOの地域の保全活動を後押し 非営利組織(NPO)などによる身近な自然の保全を国や自治体が後押しすることを定めた「生物多様性保全のための活動促進法(里地里山法)」案が3日、衆議院で全会一致で可決され、成立した。来年中に施行する。 目的では、里山など身近な自然を守り、生物多様性を維持するとしている。環境相などが定める基本方針に従い、市町村が地域連携保全活動計画を作成する。この計画に沿った活動の場合、本来は必要な法律の許可が免除されるなどの特例措置が適用される。
映画「映像詩 里山 劇場版」では萌芽更新が重要なモチーフをなしていました。
綾部市里山交流研修センターでもこの夏、裏山の大木が切り倒されました。
朽ちてはいなかったのですが、急崖の上にあり、倒れる危険があることから、
安全のため伐採したのです。
しばらくすると、切り株のうえから芽が出てきていることに気づきました。
萌芽更新の身近な実例。
このようにして、天然のちからで資源が再生産されていきます。
(あさくら)

