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| 「人・生活・自然に触れ、学んだこと」 文●高田 大輔さん(京都府京田辺市在住) |
(「素のまんま」体験記)
何か出会えそうなまち「あやべ」に興味を持ち、
「素のまんま」芝原キヌ枝さんにお会いしたく、農家民泊を申し込みました。
9/24〜9/26の2泊3日で「素のまんま」に民泊。
正直な感想、本当に良かった。旅ってこういうものを言うのだと思った。
「その土地の人、生活、自然に触れ、学ぶこと。」
確実に自分の身になっていると感じます。
また、必ず来ますと言って帰りました。
■人(キヌ枝さん)に触れたこと
キヌ枝さんは、噂どおり上品で温かく、素敵な人。
人好きで、子供好き、話好き、よく笑う。
体験記でみんなが元気付けられているのがよくわかる。
色々な話を伺った。自分の考えていることも色々聞いてもらった。
その中のいくつかを少し紹介。
人生観。キヌ枝さんは、自分の境遇を嘆くのではなく、
与えられた環境の中でいかに力強く頑張って生きることができるかを
常に考えてきたとのこと。
森のこと。国の奨励、補助金の制度があり、
亡くなられたご主人とご一緒に杉、檜の植林をされたが、今はどうか。
森が荒れている。川の水量が少ない。樹齢40年の杉が3,000円という。
教育観。自然の中に子供を預け、学ばせる。
人は自然から離れると、おかしくなる。
その他、里山ねっとHPにもたくさん載っています。
だけど、キヌ枝さんに直接会って、温かさを感じ、学んでほしいと思います。
■生活に触れたこと
「素のまんま」は、築115年(だと思う)の古民家で、
土間、田の字型座敷4間とで構成。昔の典型的な茅葺民家らしい。
現在は、トタン屋根で覆っているため、茅葺きは見えない。
トイレは玄関を出てすぐ。母屋とは別に蔵があり、
現在はキヌ枝さんが粋な茶室に改装されていた。
まずは、玄関見て、おおっーと感動。土間だ。広い。
玄関戸は改装されていたが、もちろん引き戸。家のほとんどが引き戸。
土間は玄関から台所、五右衛門風呂、裏山への勝手口まで続く。
キヌ枝さんいわく、使い勝手がいいらしい。
滞在中、何人かお友達さんが来られていたが、
これなら、話がしやすい、はずむ。
座敷に入る。風の通りが心地いい。100年以上経った木々は、
ますますその威光を放ち、僕を魅了した。
化学建材に囲まれた薄っぺらい現代住宅と違い、ホンモノ。家が呼吸している。
五右衛門風呂。子供の頃、田舎で入った記憶があるかないか。
うーん、よく思い出せない。初めてということにしておこう。
で、入った。体の芯まで温もった。
2日目の風呂炊きは、事前に杉の枯れ葉を拾ってきて準備O.K.
キヌ枝さんにお願いして、自分1人でやらせてもらった。
自分で炊いた五右衛門風呂は、余計に気持ちよかった。
キヌ枝さん手製の真心のこもった田舎料理。近くで取れた野菜料理の数々。
赤ピーマン、ニラ、ふき、なす田楽、こいも、ソーメンカボチャ・・・
量の多いこと。とても食べれん。でも、どれも素朴で懐かしい味。
おいしかった。食べた、食べた。
駅前観光案内所でも販売しているはぶ茶、
志賀政枝さん直伝のそばぼうろ(綾ぼうろ)も忘れずに。
■自然に触れたこと
もちろん、周りの自然も堪能。
少々雨が降っていたので、畑はできなかったが、
目の前の本当に水のきれいな川で子供と一緒に水遊び。川に入ったら気持ちいい。
絵に描いたような山々、田園風景を感じ、ピーヒョロローときれいな声で鳴き、
雄大に飛ぶトンビに感動、共生しているとキヌ枝さんがおっしゃっていた
目の前のイノシシにビビり、名前もわからない小さな花に見入った。
栗拾いも夢中になった。
■僕自身学んだこと
身土不二の言葉にもあるように、土(自然)から離れた身(人間)の生活は、
人間の根源に根ざした人間の本質に回帰することの中に生きがいを
取り戻すといった「心」を重視した生活ではない。
生活する上で、いつも身体は土を求めている・・・。
普段、「土くさく生きないとあかん。」とか言って、
なんとなくリクツをこねているけど、実際は、
ほとんどの時間をコンクリートの住宅、職場で過ごしている。
土(自然)に根ざした生活ってどんなもの?
今の生活と何が違うのか?
リクツではなく、体で実感してみたいと思っていた。
今回、学んだと思うことは、少しだけど、
こんな普段の想いが本当にそうだったと体が実感できたこと。
土(自然)に根ざした生活をしている人は、輝いて素敵に見えたこと。
閉塞感漂う現代にあって、自分にとっての1つの大きな考え方の物差しができたこと。
■子供たち、何か学んだ?
シュタイナーの思想では、幼児期の子供にとって、
外の世界は、見るもの、触れるもの全てに
小さな驚きを持ち、体全身で感じるという。
子供たちは、今回の初めての体験で、
普段の生活では味わえない何かを感じてくれただろうか。
それは、これからの成長にいい影響を与えてくれるだろうか。
こんなこと思いながら、これからの子供たちの成長を見守りたい。
「綾部で農家民泊したあの時、こんなことを感じた、思った。」
って話してくれたらうれしいな。
何か感じさせてくれる、やさしく受け入れてくれる、
何か出会えそうなまち「あやべ」。これからも興味ありです。
以上
●高田さん、遠く綾部までありがとうございました。
すてきな旅(他火)になってうれしいです。
尊いメッセージをありがとうございます。(塩見 直紀)
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