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| 100人目の旅人 |
21世紀のキーワードは何かとたずねられたら、
きっと「好き」と答えるでしょう。
その思いは日々深まっています。
寝食を忘れて打ち込めること。
命令されなくても自ずとしてしまうこと。
ストレスさえたまらないこと。
飽きることも多い中でなぜだか続いていること。・・・
やはり21世紀は「大好きなこと」がキーワードだと僕は思うのです。
「〈いい学校を出て、いい会社に入れば安心〉という時代は、もう終わりました。・ ・・一度しかない人生を楽しむためには、好きな仕事に出会えるまで絶対あきらめてはいけない。・・・その人に向いた仕事、その人にぴったりの仕事というのは、誰にでもあるのです。できるだけ多くの人たちに、自分に向いた仕事、自分にぴったりの仕事を見つけて欲しい」という願いを込めた本が最近、出版されました。
村上龍さんの『13歳のハローワーク』(幻冬舎)です。
花や植物が好き
動物が好き
虫が好き
星や宇宙が好き
音楽が好き
絵やデザインが好き
人の役に立つことが好き
地図を見るのが好き
心のことを考えるのが好き
お料理が好き・・・
全39種の「好き」から514の働き方が探せる本です。
農家民泊「素のまんま」の芝原キヌ枝さんからファクスが届きました。
2002年4月以来、33組をお迎えし、今週末、100人目をお迎えしますと書かれていました。
ああ、農家民泊的なることって、芝原さんの大好きなこと、天職なんだなあとうれしくなりました。
好きって、本当にシンプルです。
「あなたはなぜそれが好きなのですか」と聞かれても、「好きだから」としか答えられないこと。「好き」とはそういうことなのかもしれません。
季節はもう冬になるけれど、綾部できっと焚き火のようなあたたかさを感じてもらえることでしょう。
あたたかさの持続力。遠赤外線のようなあたたかさ。
100人目の旅人さんと芝原さんがどんな物語を編まれるか楽しみです。
「大好きなこと」を発見するために、この冬も綾部はオススメです。
僕は何が好きなのかな。あなたは何が好きですか。
(文・塩見 直紀)
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